【4101〜4200】
心にしか響かない泣き声

戦いを見送るために踊る

本当はひとつだけだった宝石を、ふたつに引き裂いた

この国は、もう何年も華が咲かない

少年が売るのは、物ではなく魂

走るその姿はまるで

終焉を、全ては終わった

そのためになら、私は鬼になる

所詮夢だと分かっていても

そのことを知れば知る程、余計に遠くなった



ジクジクと血を吐き続ける心

ねえ、気付いて?貴方は確かにここで生きてるよ

慰めなんか、いらないよ

嫌だ。君のそんな顔見たくないよ

明日がないと知っていて、そう言うのはずるい

私だけ、写真には写らない

言葉だけが全てじゃない

それじゃなきゃ意味がない

何も残らない心

もう二度と剣は持たないと誓ったのに



涙と一緒に零れ落ちた気持ち

全てが嘘で塗り固められた国

女神は泣いた。明日が見えない、と

どんなに頑張ったって、奴隷の俺が認められるはずがない

君を言葉で表すのはとても難しい

僕の影が君の影と重なりあって

君はもう俺を愛してないんだね

永遠に出会えない仲間に涙した

神様でさえ明日のことはわからない

後少しだけの人生を貴方と過ごしたいと思うのは我儘でしょうか?



嫌いだから、憎いから、愛したい

光の先には君がいると信じて疑わなかったのに

歪な自然、狂った人、汚染された空、蝕んでいく世界、それでも世界は美しいと思う

世界の最期の悲鳴は死ぬ時にしか聞こえない

無くした夢を必死で探した

まだ、冷たく拒絶された方がマシだった

希望と絶望があまりにも似ていて

求めてもそれ以上にはなれないのに、簡単にそれ以下にはなれる

もう開かない瞳の下に焼き付いた最後の光景

誰か、あれを捕まえてください



また会うためのサヨナラが、最後の言葉になるなんて

無理して笑わないで、泣きたくなる

ふたつの顔をもつ空

泣く泣く拾いあげたソレ

追いかけても、触れることも捕まえることも出来ないのに

死に化粧をした花嫁

生ある人は死を求め、同時に生へとすがりつく

お前にはまだ知らなくていいことだ

ただ、真っ白なピースを機械的に生めていく

あんな状況でも眉ひとつ動かさないアンタが怖い



ひとつだけ、教えてください

ビー玉に透かして見えた世界

雪は言った。鈴蘭に色をあげよう、と

気付いて、気付いて、それは幻

高い塔で1人嘆く少女

カシャリと割れたコップ

全てに終わりを告げよう

幸せは誰が決めるのかな?

懐かしい音楽にあの時を思い出した

出会ったから別れなければならないのだろうか?



あの光は私には眩しすぎるのです

泣いた顔を見て見たいなんて思うのは酷いことかな?

感情が押さえきれなかった

理性が吹き飛ぶ程の愛を

思い出は風化した

彼を愛しいと想う人がたくさん居ても、彼が愛しいと想う人は1人だけ

真実を知りたいなら死んだ本人に聞けばいい

別れるぐらいなら死んだほうがマシ

永く感じる時

朱眼の少年は全てを見つめる



湖の中にある城

突然貴方を殺したくなった

人はゆっくり生きて、突然死ぬ

哀れな彼をただ見下ろしていた

赤い糸とか、運命は信じない

空っぽの心が震えた

まだ、本当のことは言えないけど

自分で自分を庇うのは寂しくない?

この大量の屍を生み出したのは、紛れもなく僕です

たくさんの罪を犯した私が、安らかな死を迎えることが出来るなんて思ってない



全てを暴く

罪人は空を求めて逃げ出す

彼は一度も後悔しなかった

天使が天使を堕とし、悪魔は悪魔を喰い、人は人を殺す

殺しあえと言われて平然と頷く奴は、もう人ではない

人間が世界にもたらしたのは破滅だろう?

世界は沈黙した

泣き声しか、もう出ないでしょう?

いつだって本気だった

愛し合えばどちらかが不幸になる



空白の手紙を空へ飛ばした

涙に染まった華をあげましょう

誰が神に名前をつけたのだろう

何にもない日

民がいるから王は生まれ、民がいるから王は愚かになる

死ぬのに必要なのは絶望

答えはひとつではない

誰かを愛すれば、君は傷つくだろう

神は神、それ以上にもそれ以下にもなれない

彼は天へ飛び立った