【6401〜6500】
叫んだ声は、誰にも届かなかった

押し込まれたソレが、元は人間だったのだとようやく理解した

命の灯火を奪うのは、いつだって己の罪で、

嗚呼、結局私は助けられなかった

ポタポタと、血の雫が道しるべのように

引き止めないで、もう貴方の迷惑にはなりたくないから

こんなことをするために、私は貴方の側にいたわけじゃない

子供に罪はない  無知で愚かなままの大人に罪がある

光り輝く太陽なんてなくなればいいんだ

結局見つかるハズなんてなかったんだ



土足で踏みにじっていいものなんて、この世にはないんだよ

一人の人間ではなく、商品となって

意思を持てない私たち

人間を買う人間

怖くないよ。貴方がいるから

もう聞こえないように切り取ってください。見えないようにくりぬいてください。

嘆くカナリアの声に気づかないまま

慈悲を、ご加護を、許しを、   永遠に求めて

祈りを、二度とすれ違わぬ見知らぬ人のために

心臓から溢れたのは赤い赤い 涙



誰があの星を見つけたのですか

私は望みます。もう貴方に会わないことを

全部知っていました。それでも貴方の側にいるんです。

残酷な誘いを貴方は簡単に言って見せて

拒絶は、いらないと言われたのと一緒

信じたくないなら信じなければいい

初めから強い人間なんてどこにもいない

人が人と認められて当たり前(そんな常識が通用しない世界)

絶望が訪れて 希望は訪れないまま

闇である限り光には勝てないのかな?



僕は嫌だと思うことを、君は楽しいと笑ってみせて

神を認めない僕の元に神が訪れるはずもなく

あの時の言葉は、永遠に心に閉まっておいてください

深入りしすぎると帰れなくなるよ

傲慢な思考を突き刺すように伝えて

何年も忘れていた温かな気持ち

罪を洗い流してくれる水は、案外近くに流れていて

私の前世は人です。私の前世は殺人者です。私の前世の人は自殺しました。私の前世は…

腕から流れる紅い紅い雫に、痛みよりも喜びを感じて

好きとか嫌いとかなくしたら、何も残らなくなった



抱きしめられたって温もりなんか感じないのに、何故だか涙が溢れた

みんなの声が響かない、みんなの声が聞こえない。僕の声が届かない

怖いけれど立ち向かわなければ、永遠に怖いままだから

幸せになんかなれない、だけどこの世に生きているから

君を愛していると言い続けて愛が無くなったことさえ知らないまま

雨のせいで君の泣き声が聞こえない

君と出会った瞬間から偶然は必然へと変化した

動くものは無く、見えるものは赤、なのに空にかけるのは虹

切り落とされた腕さえも愛おしいほどに

泣かないでよ。頑張って堪えてる私が馬鹿みたいじゃない



君が人間じゃなかったらいいのに (そんな無茶を貴方は平気で私に投げかける)

一言でもイエスと言えば、その喉に食らいつけたのに

誰かに止めて欲しくて、誰かに見つけて欲しくて

腕の中に収まる小さな命

僕の命は君の命より軽い物

誰か気付いて この悲鳴に

自分を愛せないまま、子供を愛せないまま、貴方も愛せないまま

暗い暗い夜の檻に閉じ込めて

終わらない。終われない。終わりたくない

足を踏み外して転げ落ちた先にあった物



襲いかかる獣の瞳

初めまして、私を殺してくれてありがとう

良いことは信じて 悪いことは認めない

こんな汚い私に向かって微笑んでくれてありがとう

足を止め、振り返り、後悔した。

心の雪は止まないままで

足元の子犬を蹴飛ばすだけの非常は誰もが持ち合わせている

偽りの笑みでも、歪んだ笑みでも、いいと言ってくれた。

何かをひとつ知るたびに、何かをひとつ失っていく

永遠に生きていたい貴方は



壁中に書かれた「ゴメンナサイ」の文字

見捨ててください。好きになる前に

愛したらいい?嫌えばいい?答えが見つからないままの感情が苦しい

空と海のように混じれそうで混じれない

きつくきつく肩に食い込んだ腕を振り払って

こんなはずじゃなかった。そう何度も呟いた

沢山の人がいる世界で一人ぼっちのボク

君は幸せそうに笑いながらあの世への引き金を引いた

嗚呼、その細い首をへし折りたい

話さないで、離さないで、お願いだから



赤い糸なんて早く千切ってしまって

光り輝いていたあの頃へはもう戻れないと知っていても

永遠に堕ちていくことを誓います

わけのわからない世界にただ泣き叫んで

絡みついた腕さえもやけに鬱陶しく思えて

これは、君を裏切った僕への罰なんでしょうか?

茨が絡みついた足を引き抜けないままに

いつまでも笑ってくれない君に僕は

君との出会いをなかったことにしてください

歪んだ君が、世界で一番美しい



気づいた時には、僕の腕はなくなっていた

ずっと話している君は休むという言葉を知っているのだろうか?

頑張れないって言っているのに、まだ頑張れとしか言ってくれない 

見えない私には君の声とその手の温もりしか信じられないの 

今日も失敗するとわかっていても、1%の可能性に縋り付いて 

やめとけ、もう手遅れだ 

いらないよね、もう貴方には必要ないんだもの 

必死に生きてきた僕らを引き裂いたのは 

何の因果か、いずれにしろ私達はまた殺しあわなければならないようだ 

私達だけが知っている。神様さえも知らない約束