【6501〜6600】
あの日僕は君を待った。けれど君はここに来ることはなかった。 全てが事実で、真実であるから、私にはどうすることもできなかった 助けてくれる人はどこにもいなかった 剣が折れても腕が斬られても足が砕けても 殺してでも生き残らなければならない理由 私たちは自分のために泣くことも貴方のために泣くことも出来ないんです 夢は貴方を殺すこと 化物と呼ばれた天才 無能と言われた凡人 二度と私の前にその顔を見せるな 君の心が蝕んでいるのは、きっと僕のせいなのだろうけれど 君が生きた世界をもう二度と見ることもないけれど 最後の希望を賭けて 君が僕を見つけてくれたから僕は今ここにいる 誰も勝てない、誰も超えれない。そんな存在だったのに 所詮幻を追いかけている哀れな女としか見られなくても 案外、必要なものは身近にあるもんだね 命を捨てたって、譲れないものがあるんだ 本当に、殺してまで奪う必要があるの? 昨日の友は、今日は屍 君という大切な存在を忘れていた そして、全ては終わった 私は貴方にとってそれだけの人間だったのですか? 君の顔を見るだけで泣いてしまいそうになる僕を臆病だと罵ってくれてもかまわない 貴方の、そんなところが大嫌いだったのに まさか俺がお前なんかに夢中になる日が来るとは思ってなかった 割れてしまったガラスが元に戻らないのが当たり前と思うように 君のおかげで僕は泣くことの意味を知ったんだ 私のこと本気で愛してくれた貴方にこれ以上の我侭は言えないから ゆっくりと進む時間が、初めて残酷に感じた 最後まで教えてくれなかった。あの時の言葉 たくさんの物に囲まれているのに、僕の中は空っぽだった 全ての者が胡散臭くて、全てのことが陳腐な芝居に見えて 貴方を愛しています。けれどその愛をもう捨ててしまいたいのです 頑張っても、酷く空回りしてしまう惨めな私 もう泣くことしかできなくて まだ、私はこの場所で足掻かなければならないのですか? 今日は死んで、明日が生まれる 今日を殺すのは明日で、明日を育むのは今日で 君には、何の不安もないように微笑んでいて欲しいだけなんだ ほら、貴方の横には沢山貴方を支えてくれる人がいる 全てを拒絶して、貴方に残るのは何なのですか? 声が届かないなら、声を出すことも無意味に感じて 痛いんです。傷や痣よりも心が痛いんです 病んでいます。貴方じゃ救えない程病んでいるんです 沢山の言葉を並べても、貴方に伝える言葉が見つからないままで 許してください。惨めな私を 所詮私もただの駒でしかなかった 壊れかけた心に気づけないまま走り続けた そして終焉の音を聞き逃したまま ゆっくりと、滅びの音を聞き続けた 振り返ればすでに手遅れ 私は本当の絶望を知った 血生臭い歴史と共に作り上げた空虚を抱きしめて 暗い空に映るのは私の死に顔だけ 絶望を教えてくれたのは、他の誰でもない自分自身の心だった また、今日が死んでゆく 俯くこともできないまま、ひたすらこの時が終わることを祈った 願いごとは、けれども無常にも破り捨てられて 無くなった腕を見て、初めて大切さを感じて 心の隙間に入り込んだ毒が、いつのまにか全身に広がっていた そうすることでしか、僕はここに居れない もう他人を犠牲にするしかないんだ 近づく楽園の声が地獄の声と重なった 愛しかった君を殺してまで僕が成し遂げたかったこと 何を言われたって、理解することは出来ない 諦めてください。さもなければ、消えてください。 貴方が助けてくれる。そう信じた私が馬鹿だった 干からびた心は満たされることはないままに 二度と聞くことの出来ない鼓動 君の笑みを残酷に踏みにじったのは他でもない俺だから 全てが恐怖の対象でしかなかった 希望が、絶望へと変わった 自分の温もりに気付かず、誰かの温もりを求めて 手に入るはずのない宝物 君の上に降り注ぐ血が、なんだか死に化粧をしているようで 明日死にゆく貴方のために 本気にはしてくれないのだろうけれど 歪んだ愛だと言われても気にしない 忘れることさえも罪だというように 知らないふりして、ずっと耳を塞いでた 永遠に、そして確実に訪れる日々 兇器となった愛情 見えないと不安になる 曖昧な心なんて信じれない あの瞬間だけは一人の女として 神様は勝手だ。別れの時も与えずにあいつを遠くへと連れていった いつのまにか届かなくなった身長 ふざけあったことも忘れ、僕達はつまらない大人になった 空が凍った夜 月が死んだ 新しい日々を、変わりゆく日常を、僕は拒んだ 朝の幸せは君から始まる そして、私達の物語は終わった 小さい、けれど大きな理由 見たことのない自分の笑顔 初めてみた君の顔は泣き顔だった 君と僕は他人なんだって実感してしまった 信じられない。けれど現実は絡みついて 手に入らないから思うんです 振り向いてくれずとも 貴方とは永遠に会いたくなかった